病気や障がいなどを理由に働きたいけれども働くことができない、そんな方をサポートする福祉サービスが就労支援です。
就労支援には一般企業で働くための能力をトレーニングしたり、自分のペースで働きながら一般企業への就労を目指すものなどさまざまな種類があります。
本記事では、就労支援を受けるための流れをまとめました。
これから就労支援を利用したいと考えている方は、ぜひこちらを参考にしてみてください。
就労支援を利用するまでの流れを5ステップで解説
就労支援を利用するためには、大きく分けて5つのステップが必要となります。
各ステップを詳しく解説していきましょう。
STEP1|まずは就労支援事業所や支援センターに相談しよう
就労支援を利用するための最初のステップは、就労支援事業所や支援センターへの相談です。
ご自身がどういう状況なのか、これからどのような働き方やスキルを身につけていきたいのか、お住まいの自治体の就労支援事業所や支援センターに相談してください。
担当者がその状況などを鑑みた上で、利用できそうな事業所やサービスなどの情報を提供してくれます。
STEP2|見学・体験で雰囲気をチェックする
就労支援事業所や支援センターの担当者から紹介された就労支援事業所や支援センターを利用する前に、必ずその現場を見学する必要があります。
その場所を利用できる条件が合致していたとしても、その現場の雰囲気が合わなければ継続して利用が難しくなってしまうからです。
ご自宅から通いやすいか、利用者同士の距離感、また支援者は丁寧に対応してくれているかも重要でしょう。
また、見学だけでなく事業所や支援センターでは体験を行える場所もあります。
実際に作業をしたり雰囲気を感じることで、本当に自分に合っている場所なのかを確認することができるため重要なステップです。
STEP3|利用したい事業所を決める
紹介、または自分が利用してみたい就労支援事業所や支援センターへ見学・体験を経た後、利用したい場所を決定させましょう。
見学や体験はできる限り複数箇所の利用がおすすめで、そこから最も自分に合った場所を選ぶと継続につながります。
例えば、A型事業所の場合は応募書類を提出した後、面接を受け、採用が決まるといった流れです。
利用が決定する流れは、就労支援事業所や支援センターによって違うため、ご自身が利用したい事業所や支援センターに問い合わせることをおすすめします。
利用に必要な「受給者証」取得の流れ
利用先が決まった後、必要になるのが「受給者証」です。
正式には、「障害福祉サービス受給者証」と呼ばれるもので、就労移行支援を含む障害福祉サービスの利用において必要なものになります。
ここからは、「受給者証」取得の流れを詳しく解説しましょう。
STEP4|市区町村に申請して受給者証を取得する
「受給者証」を取得するためには、まずお住まいの市区町村への申請が必要となります。
「受給者証」は、申請すれば即日発行されるものではなく、自治体の認定調査や審査をクリアした上で発行されるものです。
まず、「受給者証」を発行してもらうために必要な書類などを下記で紹介していきましょう。

受給者証の申請に必要なもの
受給者証を申請する上で、これらが必要になります。
- 申請書
- 本人確認書類
- 医師の診断書
または意見書 上記のほかに、身体障害者手帳など障害者手帳をお持ちの方は提出、印鑑も必要な場合があるため用意しておきましょう。
この限りではないですが、基本的に「受給者証」を取得するためには、医師の意見書の添付が必要とされています。
かかりつけの医師などに、「受給者証」の発行について相談しても良いでしょう。
受給者証が発行されるまでの期間と注意点
受給者証は、審査などに通過したからといって即日で発行されるものではありません。
申込者の状況などによってもその期間は変わってくるため一概には言えないものの、概ね「約2週間から2ヶ月」かかると考えられます。
また、遅い場合には3ヶ月以上かかってしまうケースもあるため、利用を予定している事業所との兼ね合いに注意してください。
利用が可能となった際、「受給者証」の発行までの期間待ってくれるのか、そういった部分も予め確認してから申請するようにしましょう。
利用開始から就労までのステップ
実際に、就労支援事業所や支援センターを利用できるとなった場合、どのような流れで進めていけばよいのでしょうか。
下記にて、利用開始から就労までのステップを解説します。
STEP5|事業所と契約して利用スタート!
「受給者証」を発行してもらい、就労支援事業所や支援センターと正式に契約してから利用がスタートします。その後の流れなどについて下記で解説していきましょう。
利用開始後のサポート体制
就労支援事業所や支援センターは、利用開始後もサポート体制が整っています。
利用者の状況に応じたサポート体制が整っていることはもちろん、就労移行支援事業所では就職後に就労継続支援、生活介護など職場定着のための支援を行ってもらえるため、安心して利用できるでしょう。
ステップアップや一般就労への道も!
就労移行支援事業所では、一般就労へのステップアップを目指すことも可能です。
事業所から手厚いサポートを受けられるため、不安なく一般就労を目指すことができます。
社会復帰を目指すだけでなく、ステップアップも叶えられる場所が就労移行支援事業所です。
まとめ
これからも働き続けたい、障がいや病気などで一般就労が難しくても意欲のある方は大勢います。
そんな方は、ぜひ就労支援事業所や支援センターを利用してみましょう。
自分らしく生き続けたい、就労支援事業所や支援センターはそんな人たちのサポートを行う場所です。
本記事を参考に、興味のある方はお住まいの自治体や就労支援事業所・支援センターなどに問い合わせてみてはいかがでしょうか。