発達障害の特性があるのに診断がつかないのはなぜ?グレーゾーンの方が仕事探しで知っておきたいポイント

発達障害が原因で仕事が続かない、自分に合う職場が見つからないと考えている方もいます。

しかし、専門医に診てもらっても発達障害として診断されず、結局性格の問題なのかと落ち込んでしまうこともあるようです。

発達障害の特性が見られるものの診断基準を満たさない、または診断が確定していないという状態は“グレーゾーン”と呼ばれています。

グレーゾーンだから仕事が続かないのか、そもそもグレーゾーンとは何なのか。

本記事では、グレーゾーンの方が自分に合った仕事を探すためのポイントについて解説していきます。

発達障害の特性があるのに診断がつかない理由とは?

発達障害の特性に当てはまっているのに、診断がつかないといったケースは少なくありません。

ご自身では、発達障害の特性があると感じているのに、なぜ診断がつかないのでしょうか。

発達障害の特性があるのに診断がつかない理由について下記で解説していきます。

診断基準をすべて満たしていない場合がある

発達障害は、DSM-5などの判断基準に基づいて診断されています。

発達障害の特徴や傾向がみられる場合でも、医師が定められた診断基準を満たしていないと判断した場合は、発達障害と診断されないことがあり、結果的にグレーゾーンと判断されてしまいます。

日常生活や仕事への影響が限定的と判断されることもある

発達障害の特性がみられる方であっても、日常生活や仕事をどうにかこなしている方も珍しくありません。

生きていく上で身につけていく最低限の知識やマナー、気遣いなどが自分を形成していき、発達障害の特性がみられながらも普通に生活ができているといった場合は発達障害として診断されない可能性があります。

考えすぎである、定型発達のように生活できる人と判断されると、発達障害だと診断されないこともあるのです。

他の要因が影響している可能性もある

発達障害だと本人は考えているものの、ほかの二次的な精神疾患などが要因であることもあります。

また、幼少期のトラウマなどが要因となっていること、環境要因や現在の生活に強いストレスを感じているなど、他の要因が現在の状況を作り上げていると考えられると、発達障害として診断されないといったこともあるようです。

グレーゾーンでも仕事探しで大切にしたいポイント

発達障害だと自分では思っているものの、診断がつかない方はグレーゾーンと分類されることがあります。

グレーゾーンだからといって諦めず、仕事探しで大切にしたいポイントについて下記で解説していきます。

診断の有無よりも自分の特性を理解することが大切

診断されたから発達障害、診断されなかったら性格の問題だと二極化した考え方を避けるようにしてみましょう。

グレーゾーンであれば、自分自身の行動や考え方は特性だと考えて理解することが必要です。

「自分はこういった考え方をする人間だ」と客観的に自らを見つめ、そしてその特性を理解したうえで仕事探しをスタートさせることが必要です。

無理をしない働き方を選ぶ

理想の仕事が決まらない、決まってもすぐに辞めてしまう、周りの配慮がなく辛いなど、グレーゾーンの方は働き方において悩むことが少なくありません。

グレーゾーンの方が仕事をする上で大切にしたいのが、無理をしない働ける環境選びです。

無理をして心と体を壊してしまうよりも、自分のペースと特性を活かした場所で無理なく働き続けることが大切だと考えてみましょう。

支援機関を活用しながら仕事を探す

グレーゾーンの方に限らず、仕事を探すには支援機関を利用するのがお勧めです。

支援機関とは、発達障害者支援センターや障害者就業・生活支援センターなどのことです。まずは自分の状況を伝え、担当者のヒアリングを受けながら、自分に合った働き方を一緒に考えていきましょう。

グレーゾーンの仕事探しは一人で悩まないことが大切

グレーゾーンの方が仕事を探す際は、一人で悩まずに相談しながら決めていくといいでしょう。

グレーゾーンの方が仕事を探すうえで、なぜ一人で悩まないことが大切なのかお伝えします。

自分に合う職場環境を見つけることが長く働く第一歩

グレーゾーンの方の悩みで多いのが、仕事がなかなか続かないというものです。

まず、長く働くためには、自分に合った職場環境を見つけるのがスタートでしょう。

表面的な条件ではなく、自分に合った職場なのかを見極めるようにしてみてください。

就労継続支援という選択肢もある

グレーゾーンの方が自分らしく働くための手段として、就労継続支援という選択肢もあります。

就労継続支援は、難病や障害などを持つ方を対象とした福祉サービスですが、グレーゾーンの方も利用できるものもあります。

就労継続支援は、自分のペースで働き、スキルアップしながら自分が得意なことを見つけ、一般就労を目指すサービスです。

自分の強みや特性を活かした一般企業への就労のサポートも受けられるため、一人で悩まずに前に進めます。

就労継続支援A型とは

就労継続支援A型は、一般企業で働くことに不安がある方が、雇用契約を結んで働ける福祉サービスです。最低賃金以上の給与が支払われるため、「働く経験を積みながら収入も得たい」という方に向いています。

仕事内容は、軽作業やパソコン業務、清掃、製造、接客など事業所によってさまざまです。スタッフのサポートを受けながら働けるため、仕事や人間関係に不安がある方でも安心して経験を積めます。

グレーゾーンの方でも、自治体の判断や医師の意見書などによって利用できる場合があります。まずは相談窓口や事業所に相談し、自分が対象になるか確認してみるとよいでしょう。

就労継続支援B型とは

就労継続支援B型は、体調や生活リズムを優先しながら、自分のペースで働くことができる福祉サービスです。雇用契約を結ばずに利用するため、体調に波がある方や、まずは生活リズムを整えたい方も利用しやすいという特徴があります。

通所日数や作業時間を無理のない範囲で調整できるため、「毎日通う自信がない」「まずは少しずつ働くことから始めたい」という方にも適しています。作業内容は軽作業や手作業、パソコン業務など事業所によって異なり、自分に合った仕事を見つけながら働く力や自信を育てられます。

B型で生活リズムや働く習慣を身につけた後に、A型や一般就労へステップアップする方も少なくありません。グレーゾーンだからと一人で悩まず、自分に合った働き方を選ぶことが長く働き続ける第一歩になります。

グレーゾーンの人が仕事探しで相談できる場所は?

グレーゾーンの人が仕事探しで相談できる場所は、大きく分けて下記の2つです。

  • 就労移行支援センター
  • 基幹相談支援センター

それぞれ解説します。

就労移行支援センター

就労移行支援センターは、グレーゾーンの方でも利用できる障害福祉サービスです。

通所型で無理なく自分のペースで利用できますし、職業訓練も特性に合わせたものを選べます。

また、就職活動のサポートがあるうえ、就職後にもサポートも受けられるのが特徴です。

自分には何が合っているのかを理解し、特性を活かした職場で活躍できる機会を得られます。

基幹相談支援センター

基幹相談支援センターとは、障害を持つ方やそのご家族などを対象にした生活全般の悩みや福祉サービスの利用に向けたサポートを行っている窓口です。

障害の種類や年齢も問われることなく、日常生活の困りごとから相談できるため安心です。

就労移行支援センターの利用をはじめ、次の段階へと進むための相談と手段を得られます。

まとめ

発達障害という診断がつかないと不安な方も多いでしょう。

診断がつかずにグレーゾーンと判断されても、然るべき場所に相談することで、次に進むためのヒントが得られます。

お住まいの支援センターなどを頼って、自分の特性を知り、長く働ける職場への就職を目指しましょう。

よかったらシェアしてください!

関連記事

【活動報告】プリプリのじゃが芋を収穫しました

ユニークplusでのお仕事紹介🌈

イベント出店のお知らせ📣

就労支援の手続きは難しい?利用開始までの流れや必要書類

精神疾患の方でも安心して利用できる!就労支援の種類や内容を徹底解説!

発達障害の特性があるのに診断がつかないのはなぜ?グレーゾーンの方が仕事探しで知っておきたいポイント

就労支援A型・B型はどっちがきつい?事業所の違いや選び方

【作業レポート】施設周りの清掃・草木の剪定、除草

新着・更新した記事

【活動報告】プリプリのじゃが芋を収穫しました

ユニークplusでのお仕事紹介🌈

イベント出店のお知らせ📣

就労支援の手続きは難しい?利用開始までの流れや必要書類

精神疾患の方でも安心して利用できる!就労支援の種類や内容を徹底解説!

上部へスクロール